☆軽米写真館ニュース☆
☆イベント情報☆
チェキ☆ランダム 【軽米写真館☆リンク】 軽米写真館twitter 軽米写真館 軽米写真館WEB SHOP 写真集制作PlusMoon 百人の少年が海を撮る 価格:3,150円(税込) にほんブログ村 パトローネキーホルダー 価格:250円(税込) 1000人のトイカメラ ★エキサイト以外のリンク★ みゆメガネ Rabbit* 日和 My Apple Bed tobiira pale color's 月に1本フイルムを使う会 Photo under~青森 ひと・まち・こころ Kouga-nikki 光画日記 Three*Trees One's own pace みなと八戸日記 幾千撮り行く, desde mi azotea 月がでたでた * * past * * 写真のことば MicroFourThirds.net omsoba!! Art photo site NATURA CINRA NET UP LINK カメラんちゅ。 写真父さん *love camera* ***SHINE*** 163センチ 百人の少年が海を撮る 同時プリントLフチタイプ 価格:1,260円(税込) フォロー中のブログ
進め!八戸せんべい汁推進委員会 のんたんのデジタルな風景 トモたろうの写真室 aozora風味 my favorite ... 120 I am Dear* フォトグラフィッカーズ つきのしずく うみのし... una scena nostamajestic! 無意味と言う事の意味。 Honey*Cafe strollcamera a pinch of s... ダブルブッキングで行こう イベント縛られた写ルンです 女子フォト Polaルンです。の世界 Twitter
カテゴリ
PlusMoon チェキ lomo デシカメ 軽米写真館 散歩 本 雑誌 商品 おすすめ! イベント 新しいモノ なんすかこれはっ! 古いモノ 日々雑感 プー お話 プリント 旅する写ルンです WEB SHOP 東京特派員 メディア 特派員 写ルンです お知らせ 試写 ぼくたちの一週間 以前の記事
2018年 02月 2014年 08月 2014年 05月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 最新の記事
ライフログ
検索
最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
---そして、美人の相場師は話しはじめた----- 「私はお金(マネー)に不自由することなく育ってきました。同年齢の女性にはお金に困っている人もいましたが、私自身はお金はおろか容姿についても全く悩むことなく今まで生きてきたのです。欲しいものがあれば父も母も、そして大人になってからは男性も私に与えてくれました」 「私は欲望についてよくわかりませんでした。たいていのものは望む望まぬに限らず私の下に集まってきましたし、私の一言によって、社会的地位のある男性達はすべて行動を私にゆだねるということもしました。そんな時、私はやさしさとは程遠い行為によって男性に苦痛を与えました」 「私はうつくしかったのです。うつくしさを持っていることによって、手に入らないものはないと私は考えるようになっていました。お金(マネー)でうつくしさは買えませんが、うつくしさにはお金(マネー)が集まってくるということが不思議に自然のことだと考えるようになってきたのです」 「私はすべての欲望が叶えられてしまう自分に辟易とするようになっていました。すべてが思うようになることほどつまらないことはありません。そこで私はお金(マネー)と共に近付いてくる男性と同じように相場という世界に飛び込んでみることにしたのです。お金(マネー)を軽蔑したいという欲望のために」 「最初のお金は私のことはなんでも言うことをきく男性が出してくれました。私はそれを元手にして投資の世界に身をゆだねることになったのです。失敗しても又、お金をくれる男性が新たに訪れることは確信していましたので私は、そのお金をなんの心配もなく、まるで水をそそぎ込むかのようにある銘柄に注ぎ込みました」 「余裕というものが相場には必要だと私は気付きました。私の投資した銘柄はあっというまに10倍に膨れ上がってしまったのです。私は有頂天でした。男にそのお金を倍にして返すと、その儲けたお金でまた次ぎから次ぎへと仕手戦の中に飛び込んでいきました。私はすでにうつくしさによってお金(マネー)を手にする女ではなく、マネーによって男を操る女に変わっていました」 「お金(マネー)を手にした私の下には、すべての人が寄ってきました。私はうつくしさばかりではなく、マネーも手に入れ、さらに欲しいものはもう無くなりかけていたのです。セックスにも支配欲にも権威にも興味はなくなりつつありました。ただただ夜が来るのが恐いだけのなってしまったのです」 「すべてを手に入れることがこんなにも孤独であるということに私は気付き、震えました。相場はいつも勝ちつづけていましたが、言い寄ってくる男は次第に減り、女としての私にではなく、マネーの支配者としての私にひれ伏す人々だけが私を囲い込み、私のたわいのない話しを聞いてくれる人はもう誰もいなくなってしまったのです」 「マネーとは何なのでしょうか?ある時点から増殖しはじめたマネーはまるでウイルスのように止まることなく増え続けて私を縛りつづけました。うつくしさだけでマネーを手に入れていた時代の私よりもさらに孤独は増しました。誰も私を見つめてくれる人はいません。私はマネーという欲望のただの切れ端となっていました」 「夜、マーケットが又訪れようとしている真夜中、私は毛布にくるまって泣くのです。うつくしさだけによって抱かれていた女の時代を懐かしみ、鏡に自分の裸身を映しては、なんとかして自分というものを確認しようとするのですが、それはどう見ても女ではなく、マネーそのものでした。」 美人の相場師は語り終わった。 「あなたにはわからないことでしょうね」と彼女は言った。 「ただ一つ言えることは、」と僕は言った。 「好きなことを望み続けるということは、とても難しいということですね」
by plusmoon
| 2009-05-13 21:14
| お話
|
ファン申請 |
||